何故質の悪い被リンクは評価を下げるのか。ブラックハットSEOの手法と理由を解説。

 

Googleは何故”質の悪い被リンク”を評価しないのか?

それは、一言で言うと「検索結果の公平性を守るため」なんです。

 

少し前は、"被リンクがお金で買える時代"でした。

いえ、今も買えますし、自演も出来ます。

 

その自作自演の被リンク施策で検索順位を上げる手法は「ブラックハットSEO」と呼ばれています。

 

今回の記事では、

  • ブラックSEOの手法とはどのようなものか
  • 何故質の悪い被リンクは評価を下げられるのか

この点について、解説していきます。

 

あなたがこの記事を読めば、ブラックハットSEOの手法が理解でき、同時にダメな理由、そしてGoogleの仕組みについて詳しくなれることでしょう。

 

⇩登場人物の紹介⇩

彩奈 (女性)
ITベンチャー企業に勤める新卒社員。 ブログで副収入を得てみたいと思い、奮闘中。 SNSは得意だが、SEO対策やWEB関係はさっぱり分からない。
一郎 (男性)
ITベンチャー企業に勤める彩奈の上司。 自社のホームページの運用を担当している。 SEO対策やWEB関係は得意だが、SNS関係は苦手。
筆者のケントです!
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僕のTwitterでそのツイートを拡散させていただきます^^

ブラックSEOの手法とはどういったものなのか

基本的にブラックハットSEOとは、2017年の中頃まで流行っていたSEO対策です。

Google検索アルゴリズムのAIの目を欺き、低品質なサイトでも上位表示させてしまうといったものです。

 

低品質かつ広告だらけのサイトが上位表示されることが多くなったので、Googleはアップデートし、コンテンツ重視の検索アルゴリズムとなりました。

 

では、ブラックハットSEOとは一体どんなものだったのでしょうか?

僕自身もブラックハットSEOをしていた時期がありますので、その手法をここで教えてしまいたいと思います。

 

上位表示したいサイトやコンテンツページを用意する

上位表示させたいサイトやコンテンツページを用意します。
TOPページしか存在しない、ペラサイトと呼ばれるものでもOKです。

その用意したサイトにはしっかりと広告を入れたり、リストマーケティング用の仕掛けを施していきます。

 

IPアドレス分散型のレンタルサーバーを借りる

レンタルサーバーを借ります。

サイト自体の住所がバレないように、IPアドレス分散型のレンタルサーバーを借ります。

 

サテライトサイトを量産して、上位表示したいサイトへ被リンクする

IPアドレスを変えながら、サテライトサイトなるものを量産していきます。

この量産したサテライトサイトから一斉に被リンクを上位表示したいサイトに送るので、運営者情報がバレるIPアドレスは別々にしたほうがいいわけです。

なんだか難しく聞こえますが、お金を積めばすぐにこなせるものです。

 

ブラックハットSEOは何故上位表示できなくなったのか?

上記のような方法で被リンクを大量に送信すれば、WEB上の人気投票で1位になることが出来、検索順位でも上位を獲得することができました。

しかし、何故ブラックハットSEOは上位表示できない使用になってしまったのでしょうか?

 

それは、先ほどちらっと言いましたが…。

 

お金を払えば払うだけ上位表示が可能になるから。

 

ですよね。

 

被リンクの数で1位になることが出来るのなら、お金を使って被リンク数を無数に増やしていけば、いずれは検索順位1位になることが出来ます。

 

これは言い換えるとどういうことかと言いますと…

お金を持っている人しか上位表示が出来ない

ということになります。

 

ここでGoogleさんが止めに入ったわけですね。

 

検索結果はGoogleの商品であり、公平性を貫かなくてはならない

見出しにもある通り、検索結果はGoogleの商品です。

Google検索の役目は、検索されたキーワードについて最も有益だと判断できるコンテンツをユーザーへ提供すること。

 

あなたはGoogleの収益源はどこから来ているか知っていますか?

 

それは、Google検索への広告費が収益になっています。

Googleアドワーズなどで出せるPPC広告…リスティング広告とも言いますね。

 

「Google検索に広告を出したい」と思う企業が多くなればなるほど、Googleは儲かるわけです。

 

企業が広告を出したい場所というと、多く人に見られるところですよね。

そこで、お金を持っている人の低品質な記事しか表示されない検索エンジンがあったらどうでしょう?

 

検索ユーザーはどんどん減っていくと思いませんか?

 

Googleの商品であるGoogle検索は、いつも公平で有益でなくてはなりません。

公平で有益であるから検索ユーザーが増えるのです。

 

ブラックハットSEOで上位表示が実現するような検索エンジンに、広告を出したいと思う企業は減ってくるはずです。

 

まとめ:公平で有益である検索エンジンではブラックハットSEOは許されない

以上が、GoogleがブラックハットSEOの上位表示を許可しない理由になります。

 Googleが恐れている流れ
お金を費やせば上位表示が可能になる検索エンジン

公平性や有益性が損なわれていく

Google検索に広告を出したいと思う企業が減る

Google社の利益が減っていく

このような流れを断ち切るために、Googleは検索アルゴリズムのアップデートを行ったと言えます。

今回の記事は以上になります。

ブラックハットSEOの手法を少し公開しましたが、現在は効果が見込めないので実践しないように…。