
ねぇねぇ!WordPressでブログを始めたんだけど…。
SEO内部対策って、具体的に何すればいいの〜?
ま、どこのサイトも専門知識がある人向けに説明されているからな。
初心者に向けて、今回は説明してみるか。
現在は、「被リンクだけ集めれば上位表示される」という世界ではありません。
内部対策を施し、サイトコンテンツがユーザーに最適化されていないと、上位表示は難しいでしょう。
今回は、"WordPressブログを使い始めた初心者"に向けた「内部対策の概要と具体策」として、下記の項目を解説していきます。
- SEO内部対策とは?何をするのか?
- SEO内部対策で初心者が見るべき4つと具体策
本記事の内容をしっかりと理解して実践することで、自分のWordPressをより"上位表示"に近づけることができるのではないかなと思います。
さっそく解説していきましょう。
この記事の目次
SEO内部対策とは?何をするの?
初心者にとってのSEO内部対策とは、「自分のサイトの中身を整えて、ユーザーにとって使いやすくし、Googleに正しく伝える行為」と捉えると良いでしょう。
専門用語を使って、具体的にすることを挙げてみると、下記の2つとなるでしょう。
- Googleクローラーが回遊しやすくする
- ユーザーが満足できるサイトを作る
え〜っと…。
Googleクローラーってのは「サイトの情報を集めるためのロボット」のことよね?
この内部対策を"しない"ことのデメリットは何なのでしょうか?
下記の2点が考えられますね。
- Googleクローラーが回遊しづらくなる
- ユーザーが情報を探し出しにくくなる
この2つにより、このようなことが起こります。
- サイトの情報を正しく評価してくれなくなり、検索順位が落ちる
- ユーザーが情報を探せないので離脱率が高まり、収益やPV数の減少
「離脱」とは、ユーザーがサイトから離れることを意味します。
「離脱率」とは、ユーザーがサイトから離れる割合のことです。
SEO内部対策とは、「良いものを"良いもの"と評価してもらうため」にしてもらうものです。
低品質な記事を上位表示させる"魔法の対策"ではありません。
SEO内部対策で見るべき3つのこと
さて、ここから少し実践的な内容に入りましょう。
SEO内部対策で、初心者が見るべき点は大きく分けて4つあります。
- ユーザーの満足度は満たせているか?
- 正しくクロールさせるサイト構造であるか?
- 最低限の"伝える行為"は出来ているか?
いいから聞け。
「分からない」で終わらせていては、成長できんぞ。
では、1つ1つ丁寧に解説していきましょう。
ユーザーの満足度は満たせているか?
あなたのブログに来るユーザーを、満足させることが出来ていますでしょうか?
読者の満足度は、アクセス解析ツールで測れるものではありません。
しかし、以下の点はどうでしょうか?
- 専門用語ばかり使っていないか?
- サイトの表示速度は遅すぎないか?
上記のたった2つに気を付けてみるだけで、"ユーザーの満足度"はかなり上がります。
コンテンツSEOでも解説していますが、大事な項目ですのでここでも説明しておきます。
専門用語ばかり使っていると初心者は離脱する
大手サイトをコンサルした経験もありますが、記事数が数百あるサイトでも、その8割が初心者をターゲットにした記事です。
その理由はなぜかというと、人は”分からない”と思った時に検索することが多いからですね。
初心者は必然的に「分からない箇所」が多くなるので、初心者をターゲットにした記事でアクセスを稼いでいるわけです。
そして、初心者をターゲットにした記事では、専門用語の使い過ぎはご法度です。
当ブログでも専門用語が出てきた際は、すぐに解説を入れるようにしたりしています。
記事の満足度は、最終的な"理解度"と比例します。
理解できないコンテンツで満足することはできません。
確かに!
何言ってるか分からないサイトは、戻って検索結果に戻っちゃうもん。
サイトの表示速度は遅すぎないか?
サイトの表示速度が3秒以上かかると、約40%のユーザーが離脱することがわかっています。
逆に、ユーザーの約50%が、2秒以内にサイトが表示されると期待していることもわかっています。
自身のサイト表示速度を測るには、下記のツールサイトを利用しましょう。
サイト中央に、自身のブログURLを入力し「分析」をクリックします。
すると分析が始まるので、少し待ってみましょう。
すると、このように分析結果が出てきます。
サイト表示速度を改善するには、
- 表示画像の圧縮
- 表示コンテンツの削減
- 使用サーバーの変更
これらが効果的です。
特にWordPressでは、「Ewww Image Optimaizar」というプラグインを使うと一括で画像圧縮できるので、是非使ってみてください。
正しくクロールさせるサイト構造であるか?
Googleクローラーがより回遊しやすくなるサイト構造にすることも、立派な内部対策です。
Googleクローラーという、サイト情報を集めるロボットは、"リンクを辿ってのみ"ページ間を移動することが出来ます。
つまり、ブログ記事をリンクで繋いだりすることは、Googleクローラーが回遊するための「道」を作っていることとなります。
コチラがGoogleクローラーが回遊する道を作ってあげることで、下記のような効果が見込めます。
- 関連性のある記事同士を認知してくれる
- 重要なページを"重要である"と認知させることができる
1つ1つ解説していきましょう。
関連性のある記事同士を認知してくれる
関連性のある記事同士を内部リンクで繋ぐと、「これらの記事は関連性のある内容だ」というように評価してくれます。
これを利用して、ブログのカテゴリー情報をGoogleに正しく伝えることが可能となります。
下記のように、内部リンクを繋いでみてください。
同じカテゴリー内の記事同士で内部リンクを繋ぐことで、「このカテゴリーの情報はこれだけありますよ」とGoogleに伝えることができます。
そういう人、多いと思うぞ。
これから気をつけような。
重要なページを"重要である"と認知させることができる
サイト内の内部リンクは、言ってしまえば自分のブログ内の人気投票(被リンク)です。
重要なページには、それだけ内部リンクが集中します。
まず、下記の内部リンク構造を見てください。
では、下記のような内部リンク構造だとどうでしょうか?
重要なページに内部リンクを集中させることで、上位表示しやすいページに仕上げることもできます。
小規模なブログには必要ないかもしれませんが、記事数が多くなってきた時に役に立つ考え方です。
覚えておきましょう。
最低限の"伝える行為"は出来ているか?
内部対策とは"Googleに正しく伝えること"でもあります。
ブログの記事で、下記のような"伝える行為"はできていますか?
- タイトルや見出しにはメインキーワードを含める
- 画像には代替テキストを入力する
- サイト運営者情報をしっかり設定する
- 更新したらURL検査をかけてインデックス申請する
いずれも初心者には知っておいてほしいことです。
解説します。
タイトルや見出しにはメインキーワードを含める
Googleは、あなたが書いた記事の「テキスト」を読み込んで内容を判断しています。
つまり、キーワードを入れないと"何について書かれている記事なのか"を理解してくれないということです。
例えば…。
- 「これは、紙に文字や図を書くことができます。」
- 「このボールペンは、紙に文字や図を書くことができます。」
上記2つだと、後者の方がGoogleに正しく認知されやすいということです。
キーワードは、”数多く入れておけば良い”というわけではありません。
キーワードの選定と入れ方については、下記の記事でも触れていますので参考にしてみてください。
画像には代替テキストを入力する
代替テキストとは、「その画像が読み込めなかった時の代わりに表示する文章」のことを示します。
Googleは今、画像認識システムにかなり力を入れていますが、ブログ記事の画像は"まだ正しく認知されない"と判断したほうが良いでしょう。
ですので、Googleさんが適切に"画像の意味"を理解できるように代替テキストを設定することが大切です。
WordPressですと、代替テキストは簡単に設定できます。
画像挿入画面の右側で、簡単に設定できます。
ほんの数秒で終わる作業ですので、試してみてください。
サイト運営者情報をしっかり設定する
サイト運営者情報が不明なサイトは「アノニマスサイト」と言われており、検索上位に表示されている例はかなり少ないです。
1000ワード、20位以内のサイトを調査したところ、運営者実体が確認できない「アノニマスサイト」は、今回の調査では全体の3%しかなかった。つまり、ほとんどのクエリで運営者情報が確認できないと、上位表示されないと言える。
今は情報社会と言われており、正しい情報も間違った情報も溢れています。
その中で、"どんな人が書いているのか"をしっかりと明記することにより、読者からの信頼も獲得しやすくなります。
更新したらURL検査をかけてインデックス申請する
ブログ記事を更新したら、Google サーチコンソールでインデックス申請しましょう。
以前はWEBマスターツールと呼ばれていました。
自身のブログが、どのようなキーワードでどれだけ見られているのかを知ることができるツールです。
Googleクローラーが集めた情報がデータ処理され、検索対象として認知されること。
インデックスされないと検索結果には載らない。
インデックスされるための"Googleクローラー"を呼び込むには二通りの方法があります。
- Googleクローラーが自然に訪れるのを待つ
- 自身で申請してクローラーを呼び込む
ブログを立ち上げた初期の段階では、Googleクローラーがいつまでたっても来ない可能性がありますから、自身で申請することをおすすめします。
URL検査でインデックス申請を行う方法
サーチコンソールのURL検査欄に、インデックス申請したいURLを入力し、Enterキーを押します。
既にインデックスされていれば、上記のように「URLはGoogleに登録されています」と表示されます。
インデックスされていなければ「URLがGoogleに登録されていません」と表示されます。
「インデックス登録をリクエスト」をクリックして、インデックス申請をしましょう。
サイトマップを送信する方法
また、毎回インデックス申請をするのが面倒な方は、「Google XML Sitemaps」というプラグインを導入し、サイトマップを送信しましょう。
このプラグインは、サイトマップという"サイト内にどんなコンテンツがあるかを示したもの"を自動でGoogleに送信してくれます。
そうすることにより、記事を更新したら自動でGoogleクローラーが徘徊し、インデックスされるようになります。
- プラグインをインストールして有効化
- サーチコンソールのサイトマップ項目を開く
- 「sitemap.xml」と入力して「送信」する
この3工程で終了するので、是非やってみてください。
GoogleSearchConsoleでのサイトマップ追加画面は、下記の画像を参考にしてみてください。
えっやだ!
超便利じゃない!
まとめ:内部対策に完璧はないが、追い求める姿勢が大事
大前提の話にはなってしまいますが、内部対策に完璧はありません。
ですが、常に「ユーザーのために何ができるか?」を考え、「Googleへ正しくアピールし続ける」ことがサイト運営の心得としては大事なのではないかと思います。