【超解説】GoogleAnalytics 初心者が本当に見るべきポイント

GoogleAnalyticsにはいろいろ便利な機能がありますが、使いこなせていない人が多いのではないでしょうか。

この記事を読めば、GoogleAnalyticsをどういった使い方をすればよいのががわかります。

ほかにも、以下の内容を解説します。

  • 見当違いな人のAnalyticsの使い方
  • 初心者が今から出来るAnalytics分析方法
  • ”今すぐ”ページビュー数が上がっちゃう施策

すぐにブログのページビュー数を上げる方法も紹介しますので、どうぞご一読ください。

⇩登場人物の紹介⇩

彩奈 (女性)
ITベンチャー企業に勤める新卒社員。 ブログで副収入を得てみたいと思い、奮闘中。 SNSは得意だが、SEO対策やWEB関係はさっぱり分からない。
一郎 (男性)
ITベンチャー企業に勤める彩奈の上司。 自社のホームページの運用を担当している。 SEO対策やWEB関係は得意だが、SNS関係は苦手。
筆者のケントです!
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僕のTwitterでそのツイートを拡散させていただきます^^

GoogleAnalyticsとは?

GoogleAnalyticsとは、メディアサイトに訪問してくれたユーザーの動きを解析してくれるツールです。

主な機能は、以下の5つです。

  1. サイト内のどのページをよく見ているか?
  2. サイト内のどのページで飽きているか?
  3. サイト内のどこからやってきたのか?
  4. サイト内に来ているユーザーの年代は?
  5. サイト内は何曜日に見られることが多いか?

 

でもこれって、なぜわかるのでしょう?

 

それには以下の2つが関係しています。

  • Cookie
  • 広告ID,IDFA

それぞれ説明していきます。

①-1Cookie

Cookieとは、サイトに訪問したユーザー情報を一時的に保存する仕組みのことです。

たとえば、Google Chromeなどのブラウザを使っているとき、パスワード入力欄で自動で入力してくれる仕組み。

アフィリエイトにたとえると、どのページからきたユーザーが制約してるかわかる仕組みに、Cookieが関係しています。

※アフィリエイトでは、cookieを有効にしなければ制約しない場合があります。

①-2広告ID,IDFA

広告ID,IDFAとは、ユーザーのアクティビティに紐づけられたインタレストカテゴリ情報。

ユーザーごとに表示される広告がちがいます。
(例:40代50代だと薄毛の広告。20代30代だとChromebookの広告)

各ユーザーごとに表示される広告のデータ。これが広告IDです。

一般的に広告IDはAndroid、IDFAはiPhoneなど。という感じで見られています。

Search Consoleと何が違うの?

Search ConsoleとGoogleAnalyticsの違いを説明します。

 

Search Consoleで見れるもの

  • サイトに訪問する前のユーザーの動向
  • SEOでのサイト評価

 

Analyticsで見れるもの

  • サイトに訪問したあとのユーザーの動向,情報

 

それぞれの役割を簡単にまとめると、以下のようになります。

サイトに入る前のユーザーの動向を調べる → Search Console
サイトに入った後のユーザーの動向を調べる → GoogleAnalytics

見当違いな人はどこに注目している?

下図は、約1年運営しているサイトの解析例です。

見当違いな人は、上図グラフの「見方」を間違っています。

滞在時間、ページビュー数など数字を見て「よかったな」で終わってはいけません。

アクセス解析ツールは、長所を伸ばして短所を潰すツールなんです。

伸びてる落ちてるを気にして、喜んだり落ち込んだりするツールではありません。

長所を伸ばして短所を潰すために

下図は、GoogleAnalytics左側のバーに出てくる画像です。

それぞれの使い道は、次のようになります。

オーディエンス → 現状の把握に使う
集客 → 方針の決定に使う
行動 → 改善ページの調査に使う

これら3つが最重要です。

④-1現状把握 オーディエンスより

現状把握-オーディエンス設定のなかで、以下の赤枠4つについて順番に説明していきます。

画面左上の「ユーザー属性」の「年齢」を開くと、以下のような画面が開きます。

上図では、オレンジ色の層が一番上にありますね。

オレンジの層が、一番多くサイトに訪問していることを表しています。

オレンジは25歳-34歳。つまり25歳から34歳のユーザーが一番多く訪れています。

 

次に多いのは緑の層。

緑は35歳-44歳。つまりこの年齢層が2番目に多いことを表しています。

 

次は、このグラフの下に表示されている画面を見ていきます。

上図の画面で、年齢層をクリックすると出てくるのが右の図。

これは年齢層ごとの男女比を見ています(図では25歳-34歳のなかの男女ごとの人数を見ています)。

 

この人数が事前に設定したペルソナと重なっているか?を確認してみましょう。

 

次は「インタレスト」の「概要」を開くと、以下のような画面になります

画面左上のグラフはアフィニティカテゴリ、右上のグラフは購買意欲の強いセグメントです。

アフィニティカテゴリが表すのは、どういった広告が表示されるユーザーが多いのか

上図では、メディア、エンターテイメント、コミックアニメーションファンといった広告の表示が多いユーザーが、上位にきています。

 

購買意欲の強いセグメントは、今ブログにきている人たちは、どんなジャンルの広告をクリックして制約している率が高いのか、を表しています。

アフィニティカテゴリと購買意欲の強いセグメントを見てわかるのは、設定している広告や商品は適切かどうか。

どういうタイプの人がサイトに来ているかがわかれば、タイプに合わせた広告や商品を貼ればいいですね。

 

今貼っている広告や商品が適切か、しっかりたしかめてください。

次は「行動」の「新規顧客とリピーター」についてです。

はじめに赤枠内のチェックボックスにチェックを入れます。

そしてもう一方の赤枠内の「グラフに表示」をクリックすると、上図のグラフが出ます。

上図で注目してほしいのは、New Visitor(新規顧客)とReturnning Visitor(リピーター)です。

 

それぞれの数字を見ると、新規顧客は多いけどリピーターは少ないことがわかります。

新規顧客を獲得するのは比較的簡単ですが、リピーターを確保できないとページビュー数や流入数につながりません。

ですので、上図はリピーターを確保できてるかを確認するために見みます。

 

次は「地域」の「地域」を見ていきます。

上記は、どこの地域の人がブログにきたかを見ています。

都道府県ごとに見るには、Japanをクリックしてください。

「大阪、カフェ」「東京、カフェ」などローカルキーワードを使っているときは、上図の画面で、想定したペルソナと合っているか検証するのがおすすめです。

④-2方針決定 集客より

次は下図の「概要」を見ていきます。

「概要をクリックすると」以下の画面が見れます。これはブログがどこからの流入が多いかを表しています。

ブログがどこからの流入が多いかを確認したら、先ほどの現状把握と合わせて対策を考えてみましょう。

リピーターを増やしたいとき

・SNS流入が足りているのなら?

→やるべきことは、足りているならコンテンツに一貫性を持たせること。

 

検索流入を増やしたいとき

・被リンクを増やす

→被リンクをもらってないなら、周辺サイトに呼びかける。

 

周辺サイトに呼びかけるとは、同じようなターゲットを狙っているサイトへ、問い合わせページから営業をかけるという方法です。

 

「こちらも同ジャンルのサイトを扱っています。アクセス数はこれくらいです。同じターゲットだと思うので、リンク結び合いませんか?ユーザー回せるので相乗効果狙えると思います」

https://www.youtube.com/watch?v=413agCe3fes&t=928sより引用

という感じで営業をかけていきます。大手はみんなやっているので、恥ずかしがらずにやった方がお得です。

 

ローカルな顧客を増やしたいとき

現状把握と集客を合わせて、方針を決めていきます。

検索流入を増やしたい。良質なコンテンツを追加したいときどうすればいいか、次で説明します。

④-3改善ページの調査 行動より

下図赤枠の「概要」をクリックすると、以下のようなグラフが見れます。

 

正直、上図はいりません。平均ページ滞在時間を見ても、あんまり参考になりません

見るべきは、以下です。

「サイトコンテンツ」の「すべてのページ」を見ます(上図赤枠)。

ここでは、1ページごとのユーザーの行動がわかります。これがとても大事な情報です。

なぜ平均ページ滞在時間を重視しないかというと、1ページ1ページの滞在時間が積み重なってできているデータだからです。

サイトの記事を一度に多数変更することはできません。

 

変更できるのは1ページづつ。

なので、1ページごとのデータを見る必要があるんです。

次はセカンダリディメンションを見ていきます。使っていない人が多いのではないでしょうか?

出し方は、セカンダリディメンション→集客→トラフィックの種類という順番でクリックすると表示されます(上図右赤枠)。

 

左の赤枠内にはorganic、referralなどがありますね。

ここでは、以下のことがわかります。

  • 検査流入からこのページに来た人はこんな行動しています
  • SNSから来た人はこんな行動しています

など、ユーザーの行動が全部わかります。

検索流入から来た人は、これを求めてない。などユーザーの求めていることがわかります。

注目してほしいのは、平均ページ滞在時間(左側赤枠)、

1ページごとの平均ページ滞在時間を、文字数換算して考えてみてください。

1記事5000文字だとすると、1000文字で1分くらいかかる→5分見られていればOK。という考え方ができます。

 

使用例として、以下のような使い方ができます。

 

例題:文字数に対して全然見られてない記事がある。

  • どこで離脱してるか特定
  • ここの内部リンクで離脱してると判明
  • リンクを外せば、検索順位もうちょっとあがりそう

 

このような対策ができます。

次は離脱率について説明します(上図右赤枠)。

1記事1記事の離脱率は、95%でもあまり気にしませんが、100%は気にしなければいけません。

 

一番見てほしいのは、トップページ。

トップページの離脱率が90%以上のときは、ユーザーがトップページを見た瞬間見限られています。

ほしい情報がまったくないとみなされていることになるので、トップページの離脱率は、最高でも50%以下に抑えなければなりません。

”今すぐ”PV数を上げる方法

次は「サイトコンテンツ」の「ランディングページ」を見ていきます(下図の赤枠)。

ランディングページでは、あなたのブログの入り口となっている記事が、ランキング順で表示されています。

 

ページビューを上げるポイントは、以下の通り。

  • ランキング上位の記事の下に、内部リンクを貼る
  • 記事を読んだ人が気になりそうなことを記事にして、内部リンクを設置する

 

これだけでページビュー数があがります。

次は、離脱ページを見ていきます。

離脱ページでは、ブログの出口になっている記事がわかります。

これを見れば、どの記事で飽きられたかがはっきりするんですね。

 

対策例としては、ランキングに入っている記事をリライトして、内部リンクを入れること。

どうやってサイト内を回遊させるか考えるのが大事です。

まとめ

記事の内容をまとめると、以下のようになります。

・GoogleAnalyticsの使用目的は、メディアサイトに訪問してくれたユーザーの動きを解析すること
・平均ページ滞在時間ではなく、1ページごとの滞在時間を見る
・初心者はランディングページと離脱ページを見れば、ページビュー数が上がる

 

GoogleAnalyticsの機能はすごいですが、使いこなせていない人が多いです。

GoogleAnalyticsを適切に使い、ページビュー数を稼ぎましょう。